技研施工の取り組むDX

トップメッセージ

当社は、圧入施工のリーディングカンパニーとして、建設公害や自然災害など、様々な社会課題に対し、国民の視点に立って定めた工法選定基準「建設の五大原則」を高次元で満たす圧入技術「インプラント工法TM」を以てソリューションを提供しています。

世界の建設を変える「工法革命」の最前線で、圧入原理の優位性に基づく新技術・新工法を創出し続け、建設のあるべき姿を実現することは、私たち技研施工の使命です。圧入工法のさらなる市場拡大・生産性向上のため、現場で起こる問題を分析し、解決策を提示、設計から実証試験、現場投入までを自社で完結させ、最短での解決を実現させています。

一方で、建設業界を取り巻く環境は、老朽化するインフラの再構築、ますます激甚化する自然災害への対応、人口減少に伴う労働者不足などにより一層深刻化しています。
絶え間なく変化する環境に対応するべく、ICT 技術による自動化、省力施工、遠隔操作、BIM/CIMによるデータ連携、デジタルツインの活用など世界中でデジタル技術の開発と社会実装が進められています。

 

株式会社 技研施工 代表取締役社長CEO
西川 昭寛

当社においても、「デジタル革命を通じて五大原則を高度に満たした「物」「方法」の創造を加速化し、 安心安全でサステナブルな社会の実現に貢献する」をデジタルビジョンとして掲げ、人々の生活が快適で豊かなものになることを目指し、DXに積極的に取り組んでいます。

開発型施工企業として培ってきた技術やノウハウと、デジタル技術を組み合わせることで圧入原理の優位性を最大限に引き出し、絶え間なく変化する社会課題に対し、最適なソリューションを提供し続けることで、建設の新しい価値を創出する挑戦を続けてまいります。


※ICT・・・情報通信技術(Information and Communication Technology)。
※BIM/CIM・・・建設業界で使われる3次元モデルを活用した情報管理手法(BIM:建築情報のモデリング手法/CIM:土木・インフラのモデリング手法)。
※デジタルツイン・・・現実のモノやシステムを仮想空間上に再現したデジタルモデル。交通や災害のシミュレーションなどで活用される。


デジタルビジョン

デジタル革命を通じて五⼤原則を⾼度に満たした「物」「⽅法」の創造を加速化し、
安心安全でサステナブルな社会の実現に貢献する

 ※五大原則・・・環境性、安全性、急速性、経済性、文化性

①五⼤原則を⾼度に満たした「物」「⽅法」の創造を加速化するとは
• 圧⼊原理の優位性を可視化・実証し、インプラント⼯法TMのグローバルな浸透を加速化する
• 環境性、安全性、急速性、経済性、文化性の全てを最大化させたインプラント構造物を
より多くスピーディーに世の中に提供する
②安心安全でサステナブルな社会とは
• 変化する社会課題に対し、最適なソリューションを提供し、安心安全で持続可能な社会を実現

 

ロードマップ

中期経営計画と連動させた、デジタルビジョン実現のための中⻑期的なロードマップを策定しています。

※インテリジェントコンストラクション・・・最新技術や高度なシステムを活用し、施工効率、品質、コスト管理、安全性などを向上させるアプローチ。
※ナレッジマネジメント・・・企業が持っているノウハウや知識を効率的に活用することで業務効率化や競争⼒の向上を図るための管理手法。
※ナレッジベース・・・企業が持っているノウハウや知識を体系的にまとめ、情報の検索・共有ができるデータベース。
※デジタルブランディング・・・インターネットやデジタルメディアを活用してブランドの価値やイメージを構築・強化する活動。

デジタル戦略

3つのデジタル戦略によって、五大原則を極限まで⾼めた当社のソリューションを世の中に提供し、サステナブルな社会の実現に貢献します。

※RPA・・・「ロボティック・プロセス・オートメーション」。定型化されたデスクワークをロボットが代行・自動化する概念のこと。
※IoT・・・Internet of Things。あらゆるモノがインターネットにつながり、情報をやり取りする仕組みのことで、モノが自動でデータを収集・分析・制御できる。
※VUCA・・・物事の不確実性が高く、将来の予測が困難な状態を指す言葉。

推進体制

経営層、DX推進チーム、各事業、支援部⾨と連携を強化し、事業横断でDX推進を目指します。
また、デジタル技術を活用した既存ビジネスの⾼度化を推進するため、積極的に外部組織との協業を進めていきます。

※ゲートレビュー・・・プロジェクトの進行を段階的に評価・判断するためのチェックポイント。次工程に進む条件等についての合意形成などに使用される。
※ユースケース・・・活用事例。使う人目線でシステムの振る舞いを表現することでシステムの完成形をイメージするやり方。

推進指標

DXの達成目標のひとつは、デジタルビジョンで掲げている通り、当社の提唱する五大原則を最大化させることです。デジタル戦略のアクションプランは全て五大原則評価の向上に寄与し、独⾃評価表によって可視化した基準に沿って達成状況を把握します。また、⼀部定量指標を設定し、両側⾯からデジタル戦略の推進を⾏っていきます。

IT環境の整備

社会情勢や気候の変化に対応し、安心・安全で持続可能な社会の実現に貢献するため、デジタル技術を活用したIT環境を整備します。業務の⾃動化、⾼度化を図るとともに、圧⼊原理に基づいた新規ビジネス創出を推進し、独⾃の価値を提供します。AI、RPA、IoTなどの先端技術を活用し、データ統合・利活用を促進することで、遠隔地での案件管理⼿法を確⽴、さらにデジタル基盤の整備とデジタルスキルの強化により、多様な人材が活躍できる環境を構築し、業務の効率化・生産性向上の実現を推進します。

※オンプレサーバ・・・ユーザー企業が自社内に設置し、自ら運用するサーバのこと。

人材育成計画

当社では「⾼収益企業体制の実現」と「建設現場の生産性向上」の2軸を目標にDX人材の育成に取り組みます。
また、人材育成方針においては、時代や社会の変化に適応しニーズを取り⼊れていきます。

情報セキュリティ基本方針

当社の『情報セキュリティ基本方針』はこちら