オランダの新工場と事務所棟が完成

~欧州の圧入市場拡大を見据え、本社機能を拡充~

2020.8.3 ニュースリリース

株式会社技研施工(本社:高知市、代表取締役社長:大平厚)のグループ企業・Giken Europe B.V.(本社:オランダ・アルメーレ市、社長:森部慎之助/以下、技研ヨーロッパ)の新工場と事務所棟が完成し、7月30日から稼働を始めました。
技研ヨーロッパは当グループ初の海外現地法人です。欧州の圧入市場の拠点として1991年に本社事務所と工場を構えて事業をスタートしました。2019年には英国・ロンドン事務所を同本社に集約。この度は、本年度より歩みを本格化させたグローバルエンジニアリング企業としての事業拡大を見据え、大型機の整備に対応できる工場と研修施設を備えた事務所棟を敷地内に新築しました。
新工場の面積は隣接する既存工場の1.8倍。欧州で主力化する回転切削圧入機「ジャイロパイラーⓇ」などの大型機を整備、保管できるようにしたほか、ショールームスペースを創設しました。また、日本では、株式会社技研製作所(本社:高知市、代表取締役社長:北村精男)の関西工場ですでに運用がスタートしている「圧入トレーニングセンター」の機能を新工場、事務所棟の双方に新設し、機械操作やメンテナンス技術を研修できるようにしました。
当グループはアルメーレ本社を中核拠点に位置付け、ドイツ・ベルリン事務所との2拠点で長期ビジョン「海外売上比率を全体の7割とする」の実現に向けて、欧州圧入ビジネスの事業拡大を加速させていきます。

新工場内部

■新工場
・大型機の整備に対応

面積は2811㎡で既存工場の約1・8倍。揚程10m、定格荷重最大30tを含むクレーンを3基配備し、今後普及に注力していくジャイロパイラーⓇなどの大型機を整備できるようになりました。揚程7m、定格荷重最大 14・7tの既存工場のクレーンは、大型機以外の整備などで活用します。

・欧州への部品供給を一元管理
イギリスとドイツの代理店に配備していたレンタル用機材や部品を集約し、一元管理します。これによってスペアパーツなどの適正在庫の管理が容易になり、部品供給のスピードを向上できます。

・実機のショールームスペースを新設
最新のシステム実機を展示・常設し、ユーザーや業界関係者にPRします。

セミナールーム

■研修機能
現地技術者の育成や社員教育を目的としたセミナールームを事務所棟に設置しました。こちらでは機械操作やメンテナンス技術、工法普及、営業プレゼンの講習会の開催を予定しています。新工場では実機を用いて機械操作や故障探求、メンテナンスなどの実技を訓練できるようにする計画で、日本で培われたノウハウを知識と技術の両面から伝えていきます。これまでなかった研修機能をフル活用し、欧州における圧入のトレーニング、情報発信拠点として運用していきます。

■人員集約
新工場、事務所棟の建設を受け、2019年2月より英国・ロンドン事務所の人員をアルメーレ本社に集約しました。今後は駐在員の増員や現地エンジニアの採用を通じて運営体制の強化とローカル化を図っていきます。

■新工場完成による期待
気候変動対策としての防災、減災工事や環境に配慮した持続可能なインフラ整備は欧州においても強く求められており、これらのニーズに応える当グループのインプラント工法®は多くの潜在需要があると確信しています。5月にオランダ・アムステルダム市と結んだ世界遺産「アムステルダムの運河」の護岸改修に関する技術開発連携協定は、ニーズをつかんだ好例の一つ。同国政府によるデルタプログラム※に基づく大型案件などへの提案も積極的に進めており、手ごたえを感じています。

当グループは今回の拠点整備を足掛かりとし、圧入でしか生み出せない価値や文化で世界の建設課題を解決に導く「グローバルエンジニアリング企業」としての提案活動を活発化させていきます。

※ オランダでの持続可能な洪水リスク管理などを目的とするプログラム。2032 年までに堤防補強工事などに年平均約13億ユーロの投資が予定されています。

■オランダ・アルメーレ本社 新工場、事務所概要

施設名Giken Europe B.V. Almere Office and Factory
所在地Damsluisweg13,1332EA Almere, The Netherlands
建築面積新工場 2811㎡
既存工場 1522㎡
新事務所棟(2階建て) 342㎡(延床面積611㎡)
総投資額約900万ユーロ
着工2019年10月
竣工2020年7月

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社 技研製作所 経営戦略部 情報企画課
高知本社/高知県高知市布師田3948番地1
TEL:088-846-6783(平日8:00~17:00)